コベントリー大学スポーツマネジメント学部コース

概要

■正式名称：Sport Management BA (Coventry University)
■設立年：1992年
■授業期間：3年もしくは4年（Placement Yearを挟む場合）
■運営機関：コベントリー大学
■募集定員：不明
■授業料：留学生は13,900ポンド（年により異なる）
■URL：公式ホームページ

コベントリー大学の特徴

図書館や校舎など大学施設が街中に点在している。近年、リニューアルが盛んに進められており、大学施設は全体的に綺麗な印象。街中でスペースがないためか、スポーツ施設は少々貧弱で、スポーツをプレーしたい人にとっては物足りないかもしれない。大学周辺にあるコベントリー大聖堂は街のシンボルで、小さい街だが、学生には適していると言えるだろう。学問については、スポーツマネジメントやイベントマネジメントのほか、モータースポーツエンジニアリングなど自動車関連のコースで高い評価を受けている。
1年に1度、コベントリー大学でスポーツマネジメント、スポーツマーケティング等を専攻し、現在スポーツ界で活躍する卒業生がゲストスピーカーとして来校する。約1週間のスケジュールの中で、興味のある講義に参加し、ゲストスピーカーの業務内容や就職までの経験談を聞くことができるほか、個別に質疑応答などの機会も設けられる。ゲストスピーカーの勤務先は、Tottenham Hotspur FCやArsenal FC、Leaders in Sportなど有名なスポーツ組織から、小規模なイベント会社やスポーツ領域の研究者など年により様々。
また、希望者にはスポーツ関連のボランティアやフィールドトリップの機会も提供される。地元のラグビークラブWasps RFCやアイスホッケーチームCoventry Blaze、クリケットの国際大会、地元のマラソン大会のサポートなど、ボランティアを通して、スポーツマネジメントの現場を体験できる。特にWasps RFCはコベントリー郊外にある複合型スタジアム（ホテルやカジノ、コンベンションセンターなどが併設されているスタジアム）のRicoh Arenaを本拠地としており、スタジアムの活用方法を間近で体感できる有意義な機会だ。フィールドトリップでは、ダブリンのアビバ・スタジアムやリバプールのアンフィールドなどを訪れる。

入学情報

日本の高校から入学する場合、ファンデーションコースを経ての入学が基本。1年間、様々な国からの留学生と英語、ビジネス、社会学など大学から指定されたコースについて基礎を学び、試験で一定以上の成績を収めることで希望の学部課程への進学が決まる。稀なケースではあるが、日本の大学・短大を卒業している場合は、ファンデーションコースをスキップし、直接学部課程に入学できる。詳細については要確認。
出願受付は毎年9月頃にスタートし、志望動機書、高校（または大学）の成績証明書、IELTSスコア証明書（最低必要スコア：ファンデーションコース4.5、学部過程6.0）が必要。

コース内容

各コースにつきレクチャー（講義）とセミナー（グループワーク中心）が半々程度の割合。筆記試験、レポート課題、プレゼンテーションなどで評価される。1年目にはスポーツ学の基礎とアカデミックスキルを学び、2年目には卒業論文のテーマ決めやリサーチ手法なども学び始める。最終年は論文テーマに沿って、個人で調査や学習を進める時間も多い。3年間の科目一覧は以下の通り。

※Add+vantage(*)：他学部のコースやキャリア開発関連のモジュールを任意で選択・受講できる

卒業生の今

卒業後すぐにスポーツ関連組織での就職を勝ち取るケースも一部あるが、全体の割合としてはそれほど高くないのが実情。近年では、インターンを経て、Birmingham City FCやManchester City FCなどで就職実績あり。また、コベントリー大学のMSc Sport Management（大学院コース）や他大学のスポーツ系大学院コースに進学する卒業生もいる。過去の就職実績は、Tottenham Hotspur FC、Manchester City FC、West Ham United、the ltalian National Olympic Committee、Wasps RFC、Ricoh Arena、Leicester Tigers、Queens Park Rangers、IMGなど。