概要
■コース名:BSc (Hons) Science and Football at Liverpool John Moores University
■コース設立年:1998年
■コース期間:
3年(9月末~6月中旬)
Placement付きコースは4年(2年目終了後ギャップイヤーを取り1年間のフルタイムインターンPlacementを行う)
■運営機関:リバプール・ジョン・ムーア大学
■生徒数:約40-55名(年により異なる)
■授業料:留学生は1年£17,400(年により異なる)
また、以下のすべてが強制的/関連するわけではありませんが、以下の費用に留意してください:
・宿泊費および生活費
・印刷、コピー、文房具
・PC/ノートパソコン(自主学習やオンライン学習用に自分で購入したい場合)
・携帯電話/タブレット(オンラインサービスを利用するため)
・インターンシップ(旅費と生活費)
・学生ビザ(留学生のみ)
・留学の機会(旅費、宿泊費、ビザ、予防接種)
・卒業式(ガウンレンタルなど)
■URL:公式ホームページ
入学条件
A Level(イギリスの大学入学資格)もしくはIB(国際バカロレア教育)を取得していない留学生の場合、それぞれのケースにより応募方法は異なる。日本の高等学校教育を終え学部入学が初めての場合は、1年間のファウンデーションコースを通してのアプリケーションが通常。大学のファウンデーションコースか、外部のファウンデーションコースで約70%以上(年により異なる)の成績を収め、IELTS Overall 最低6.5、 リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング全てのテストで最低6.0が必要。
リバプール・ジョン・ムーア大学ファウンデーションコースへのアプリケーションには以下の成績が求められる。
・高等学校卒業証明書:3年間で平均4.0
・IELTS:最低5.5 overall 、4つの全てのテストでも最低5.5
※日本の大学を1年、もしくは4年全て終えてからの入学も可能。
特徴
最先端のスポーツ施設や充実した学生生活、研究環境が整っている。留学生の受け入れ態勢も万全。生徒からの満足度も毎年高く、スポーツ・ソサエティ(サークル)、キャリアサポートなどが高く評価されている。スポーツ以外にも工学、ビジネス、アートの分野で高い評価を得ており研究、業界でのネットワークも強い。
スポーツサイエンスを始め、スポーツ系の教育、研究においては国内のみならず国際的にも高い評価を受けている。学生は、部活、サークル、寮など様々なシーンでレベルに関わらず多様なスポーツに参加する機会が提供されている。キャンパス内に数多くある最先端のスポーツ施設は、学生、スタッフ、地域住民の利用はもちろん、陸上、競泳、クリケットをはじめとするプロアスリート向けのトレーニング施設にもなっている。
リバプール・ジョン・ムーア大学のBScサイエンス&フットボールは、サッカー協会、FIFA、様々なプレミアリーグのサッカークラブやプロサッカー選手協会などの主要な業界パートナーとの広範なリンクによって教育プログラムが提供されている。
この15年間で、プロサッカー業界におけるスポーツ科学者の需要は著しく高まっている中で、才能を識別し、物理的、生理的、心理的観点から選手のパフォーマンスを開発し、強化することができるスポーツ科学者は、チームのベストを引き出すためにコーチや監督と一緒に採用されている。
この学位プログラムは、健康関連の問題に対処し、積極的な行動を促進するためのコミュニティで、またはエリートレベルのプロサッカーチームへのサポートのいずれかで働きたい卒業生のために設計されている。
パーソナルチューターは、エリート・コーチや選手からコミュニティ・クラブのサポート・スタッフに至るまで、業界のプロ、セミプロ、アマチュアを代表する人を指す。さらに、世界をリードする研究センターとしての評判により、ハイレベルな専門家が集まり、業界で働く現実について話を聞くことができる。
主要な業界パートナーと密接に協力し、サッカー組織が卒業生に求めるスキルや知識を特定するための広範な調査に従事することによって、プログラムが可能な限り最新かつ適切であることを保証する。
2018年にリバプール・ジョン・ムーア大学がサイエンス&フットボールのプログラムを提供して20周年を迎えた。20周年を記念する一連のイベントの一環として、カスパー・シュマイケルがリバプール・ジョン・ムーア大学を訪れ、スポーツ運動科学部の学部生と大学院生に会った。
このコースは、British Association of Sport and Exercise Sciences (BASES) Undergraduate Endorsement Schemeの承認を受けている。
パートナーには、プロクラブ、プロゾーン、サッカー協会、プロサッカー選手協会、UEFA、FIFAなどがある。サッカー業界の発展へのコミットメントの一環として、当校は最近、学生が業界関連の活動に参加することを奨励するFootball Exchangeを立ち上げた。
授業内容
[Year 1]
Research Methods 1
Exercise Physiology 1
Psychosocial Principles of Sport and Exercise
Human Movement
Talent Identification and Development in Football
Professional Practice in Science and Football 1
[Year 2]
Research Methods 2
Exercise Physiology 2
Sport and Performance Psychology
Professional Practice in Science and Football 2
Football Tactics and Match Analysis
Biomechanics
[Year 3]
Major Project
Football Technology and Innovation
Physical Performance in Football
Applied Psychology of Football
Applied Placement in Science and Football
授業はケーススタディと、スポーツ社会学、ガバナンス、スポーツ法学などスポーツマネジメント専門のモジュールに分かれる。それぞれのモジュールを、レクチャー、セミナー、グループワーク、Independent Study(自主学習)などを通して学び、課題や試験で評価を得る。
評価は選択したモジュールによって異なるが、通常は試験とコースワークからなる。
どの学生も評価方法によって成績が異なるため様々な評価方法を組み合わせている。評価方法には、筆記課題(小論文および簡単な応答問題)、試験(実技および実技なし)、実習、ポートフォリオ、プレゼンテーション(グループおよび個人)、振り返り実習/日記などがある。
チューターは3週間以内に評価のフィードバックを行うので、成功した点、さらに努力が必要な点をすぐに確認することができる。このフィードバックはキャンバス、対面、および/またはコースワークの場合は書面によるコメントとして、試験の場合は1対1で行われる。また、フィードバックについてスタッフとの面談を希望することもできる。
大学に関して
スポーツサイエンス以外にも薬学などの学部も人気がある。2年前に新しくできたキャンパスはシティーセンターからも近く、24時間開いているので課題や勉強する環境も整っている。イギリス人の割合が高い学部もあるが、アジア系、中東系、アフリカ系などヨーロッパ以外の国籍の学生にもとても優しい環境。スポーツなどのクラブ活動も活発。
卒業後の進路
卒業生の就職先は、スポーツのライツホルダー、スポンサー企業、イベント会社、メディア、コンサルタントなど幅広い。イギリスは大学が3年であるため、卒業後大学院に進学するケースも少なくない。
学生の卒業後のキャリアサポートの一環として、全ての学部コースにて2年目と3年目の間でのプレイスメント(1年間の有給フルタイムインターンシップ)イヤーを取得することが可能。スポーツクラブ、コンサルタント、メディア、イベント運営会社などで、例年学生が受け入れられている。プレイスメントを行った場合Diploma in Professional Studies (DPS)付きの卒業証書が与えられる。大学はオンライン、オフラインを通して業界の雇用機会の宣伝、キャリアフォーラム、就職のアドバイスなど充実したサポートを提供している。
リバプールに関して
イングランドの北部にある港町でマンチェスターまでは電車で1時間、ロンドンまでは電車で2,3時間、リバプールジョンレノン空港もあるので国外にもアクセスしやすい。
スカウスという癖の強いアクセントがあるが、シティーセンターは学生街なので学生にとっても生活しやすい。
リバプールとエバートンの2つのプレミアリーグクラブがあり、サッカーが盛り上がっている。ビートルズで有名で音楽やアートも有名。冬は日が沈むのが早いが、5月以降は過ごしやすい気候になる。