プロフィール

・1997年生まれ、埼玉県出身
・現在地:ロンドン(英国)
・現職:Customer Relationship Management
(英スポーツブックメーカー)
・海外在住歴:2年(イギリス)
・SNS:Twitter / LinkedIn

サッカーに明け暮れた学生時代

主にやっていたスポーツはサッカーで、小学校4年生の頃からをスポーツ少年団で初め、中学校ではクラブチーム、高校では部活動で行いました。中学校3年生頃からヨーロッパサッカーのファンになり、高校時代には平日朝学校に行く前に眠い目を擦りながらチャンピオンズリーグを見て学校に行き授業中に寝るという生活を送っていました。ヨーロッパサッカーを通し、する、みるスポーツだけでなく、スポーツから見えてくる文化の違いなどに興味をもち、留学を視野に入れつつ流通経済大学のスポーツ健康科学部に進学しました。
学部時代よかったことは、スポーツに関することを医学的、技術的、マネジメントさらには政策まで、網羅的に学ぶことができたことです。最初の1年半くらいはトレーナーとして活動し、その後大学から1時間ほど離れたグランドに拠点を持つACミランサッカースクール佐倉でコーチとして主に育成年代を中心に指導しました。ACミランでは実際にイタリア本部の考え方を日本で実践とともに学ぶことができ、今までの人生で最も幸運なことだと思っています。ACミランでは実際にイタリア人のテクニカルディレクターが駐在していて、彼からスポーツを支える制度を聞いているうちに、そちらの分野により興味を持つようになりました。
それ以外にも大学時代に実際にイギリスに語学留学をしたことや東南アジアでバックパッカーをしたことが文化や国ごとの違いに興味を持ったり価値観が大きく変わる良い転機になりました。このようなこともあり、大学3年生の秋頃にイギリスでの大学院留学を次の目標にしようと決め、英語の勉強など始めることにしました。

エディンバラへの大学院留学

大学の学びを通し興味がどんどん移り変わり、最終的に卒論で「貧困とスポーツ機会」について研究したと言うこともあり、スポーツを支える制度に最終的な興味が行きつきました。また今まであまり考えてこなかった「そもそもなぜスポーツを普及、推進する必要があるのか」と言う本質的な問いもちゃんと考えたいと思い、そういったことが学べる大学院に留学しようと決めました。そこで自分が持っている問いに一番答えられそうなエディンバラ大学に出願し、進学、修了することができました。大学院では世界中から集まったクラスメイトたちと世界のスポーツの違いやあり方について議論でき、好奇心を満たすことができました。エディンバラ大学は他の分野でも世界トップクラスの先生、生徒が集まっているのでスポーツ以外のことにも興味を持つことができました。

※岡山さんを取り上げた現役生企画を読みたい方はこちらへ:
第一弾:大学院を選んだ経緯
・第二弾:勉強編(前編後編
第三弾:年明け編
第四弾:卒論・就活編
第五弾:卒業編

※エディンバラ大学について詳しく知りたい方はこちらへ

ロンドンでの現地就職

就職活動では日本国内、国外とどちらも探していましたが、イギリスでの就職活動がうまくいき、職場環境も良いということでロンドンのブックメーカーに就職しました。この文章を書いている時点ではまだ就職して半年ほどなのでまだ書けることは少ないですが、今までパブリックサイドのスポーツに興味があったのですが、スポーツビジネスサイドも知ることができ大変満足しています。また、特に前から興味があったというわけではなかったのですが、ベッティング業界という最近注目されてきている分野なのでたくさんのことを学んでいます。

大学院留学、海外就職を目指している人へのアドバイス

大学院は日本の受験制度とは違い、志望動機書、推薦書、成績、今までやってきたことなどを包括的に、質的に評価されていると感じました。そのため英語のスコアを取るためにはいわゆる勉強が必要になりますが、それ以外では自分がなぜそのコースで学びたいのか、そして卒業後社会にどのように影響を与えたいのかということを明確にすることが重要だと感じています。そのため誰かに書いてもらう推薦書や今までの経歴がそれとどう関連している方が評価されると思います。今ゼロから留学を視野に入れている大学生の方などは将来的にしたいことに関連する活動をすることをお勧めします。英語の勉強に関して、私は大学3年生の秋頃(留学開始の約2年前)からまずはスコアがわかった方が動機にもなるのでTOEICの勉強からスタートしました。TOEICは大学留学に必要なIELTSなどとは違ったところも多々ありますが、単語の暗記や文法の復習などには役に立ちました。その後はIELTSの過去問を過去数年分ほど解いて徐々に慣れていきました。
日本で生まれ育った方の海外就職に関しては、会社側も言語や文化の違い、ビザサポートなどのコストの問題などにより、基本的には現地の方々をとったほうが良いということを理解して就職活動をすることが現実的だと思います。実際に就職できたとしても、その職に自分がつく必然性があったほうが周りの反応も違ってくると思います。そのため自分の専門が活かせるということや日本人ネイティブを雇いたいという求人は戦いやすいのかなと思います。

好きな言葉

よーそこの若いの 俺の言うこときいてくれ 
『俺を含め、誰の言うことも聞くなよ』

君子の交わりは淡きこと水の如く、小人の交わりは甘きこと醴の如し

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