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概要

アイデンティティとは、その人が何者なのか、ということを表すための特徴や個性のことで、人それぞれにアイデンティティがあります。海外で生活すると違う人種の人たちと共に生活をしたり、異なる文化やバックグラウンドで育った人たちと意見を交換していきますから、自分のアイデンティティというものを意識する機会に恵まれます。これはとても素晴らしいことで、海外に出ることで自分を見つめ直し、同時に自分の国の文化や人たちの良さや特徴を認識することができる、非常に重要なチャンスとなります。

一方で、海外で外国人として生活することによる不便さや差別などがきっかけで、自分のアイデンティティをネガティブな形で認識せざる負えない機会にでくわしてしまう、なんてことがあるのも現実です。

今回は、ゲストのお二人にこのアイデンティティというものに注目しながら、話を伺っています。ポッドキャスト「海外で生きる」第8回も、是非お楽しみください!

出演者のプロフィール

椙山正弘(スギヤマ・マサヒロ)
マレーシア在住、アジアサッカー連盟(AFC)勤務
スポーツマネジメント博士号(マレーシア大学)
登場人物B

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本村由希(モトムラ・ユキ)
イタリア在住、アルファタウリ(F1)勤務
元マンU・リバプールFC勤務、レアル・マドリードMBA修了
登場人物B

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中野遼太郎(ナカノ・リョウタロウ)
ラトビア在住、ラトビア1部リーグFKイェルガヴァでコーチとして活動
プロサッカー選手時代はドイツ、ポーランド、ラトビア、タイの7クラブでプレー
登場人物B

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第8回のハイライト

海外で生活する中で、日本人としてのアイデンティティを意識することはありますか?

03:40 「笑いというか、こっちの冗談やジョークが最初全然わからなかったので、そこで自分日本人なんだなと感じましたね。」(中野遼太郎)

07:00「英語圏の人が、喧嘩や議論の後にDon’t take it personallyって言うんだけど、未だに腑に落ちない。」
12:35 「(何かあった時は、良いわけじゃなくて)まず謝罪でしょ、って思うところが自分は日本人だなあって思う(笑)」(本村由希)

分のアジア人としてのアイデンティティを意識したことはありますか?
18:09 「イギリスに住んでいる時、友達の中でも深い仲になったのはアジア圏の人が多いかな、マレーシア人とかシンガポール人とか。
21:42 「アジアの人の方がガッツがあるかも。自分の国を離れて、ヨーロッパの国で外国人として暮らしてるわけだし、自分はマイノリティーとして生きるって決めてきてるから。」(本村由希)

25:49「例えば振る舞いとか、韓国人選手とかも日本人の選手と似通っているところはあるかな。ミスした後の所作とか。」(中野遼太郎)

質問コーナー【ゲストへの質問、随時募集中!!】

登場人物BSG事務局:阿部

Q: 海外で日本人として生活していく上で、影響を受けた本や映画などありましたら教えてください。

登場人物A本村由希さん

トトロの、家族が食卓を囲むシーンとか、お弁当作るシーンとか、そういう文化がないから外国人には刺さるらしい。(28:18)

登場人物A中野遼太郎さん

本は結構読むので沢山あるんですけど、特に「木を見る西洋人 森を見る東洋人(思考の違いはいかにして生まれるか)、これはめちゃくちゃ面白いので是非読んで欲しい。(25:53)

SPORT GLOBALメンバーより

登場人物BSG事務局:辻

外国人の同僚と仕事し始めて最初に言われたのは、「簡単に謝るな」ということ。日本人はどうしてもすぐに謝罪してしまう癖があるが、そうすると相手が有利な立場になってしまうので、謝罪しなくても良い状況なら無理に謝罪するなと言われたのをよく覚えている。だから由希さんがおっしゃる通り、相手に謝罪を求めたい気持ちはあっても、相手が口で謝罪しているだけで、心から謝罪したいと思っていないようであれば、あまり意味ないと思う。

登場人物BSG事務局:阿部

日本人が海外に出ると、単純に見かけが違う、言語が違う、食習慣が違う、コミュニケーションスタイルが違う、【違う連続】の環境下で、「海外のこの考え方は自分に合うな」、「日本のこういう所やっぱり良いよね」みたいな適応が自分の中で起こり、ハイブリットしていく。これはアイデンティティが磨かれる事に他ならないのだと個人的には理解しています。今回のエピソードは、その具体例が盛り沢山!

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