ロンドン大学バークベック校

概要

正式名称:Birkbeck University of London Sport Management MSc
■設立年:1823年
■授業期間:マスターの場合は1年
■運営機関:バークベックカレッジ(ロンドン大学加盟)
募集定員:不明(筆者在籍時は約30名が在籍)
授業料:留学生は18,420ポンド(年により異なる)※女性対象の奨学金あり
URL: 公式ホームページ

ロンドン大学バークベック校の特徴

キングスカレッジ(KCL)、ロンドンスクールオブエコノミクス(LSE)、University College London(UCL)などと同様にロンドン大学(University of London)の加盟校であるため、日本語ではロンドン大学と表記されるが、実際は別々の大学運営となっている。
ロンドン大学の中でもバークベック校の最大の特徴は、元々社会人への高等教育に寄与してきた歴史から、現在でも午後6時から午後9時の時間帯の夜間開講大学という点である。日中働いている社会人が多く在籍していることへの配慮として、週当たりの授業コマ数も週2~3回と回数を抑えられており、夜間開講の点を併せると非常にコンパクトなコースとなっている。
ロンドンにある大学には珍しく、バークベック校はスポーツビジネスセンターをマネジメント学部の中に設置しており、教員は基本的に同センターに所属している。また同センターは定期的に、スポーツ業界で働くOB、OGや他大学の教員をゲストスピーカーとする形式のセミナー等多彩なイベントを学生も含め広く一般向けに開催している。
※スポーツビジネスセンターに関してはこちらへ

マスターの学生は現地のイギリス人は社会人が大半だが、イギリス以外からの学生はフルタイムで働いている社会人は少なく、日中は図書館で勉強している学生が多い。また出身の国籍は筆者が在籍したスポーツマネジメントコースでは本当に多様で、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、東アジアから満遍なく構成されていた。
バークベック校の利点としては、夜間に授業が凝縮されているため昼間はインターン等比較的自由に活動ができる。教員も日中のインターンを奨励、推薦してくれるため、ロンドンの立地も活かしインターン先には困らないと思われる。
逆に言えばキャンパスライフも楽しみたいという希望のある方には物足りないと感じるのではないか。その点は留学生活で何を優先するかにかかってくる。

入学情報

マスター入学の場合は、志望理由書、推薦書2通(大学学部時代の教員による、社会人の場合会社上司等も可)、大学成績及びIELTSスコア証明(Overall6.5以上、各個別技能6.0以上)。IELTSスコアが基準に到達しない場合でも、Pre-sessionalの英語補修コースを受講できる条件付き合格もある。

コース内容

Sport Managementの中にも、①Sport Management and the Business of Football、②Sport Management、③Governance and Policy、④Sport Management and Marketing、⑤Sport Marketing等数コースに枝分かれしているが、選択科目の取り方による複線化であって半数のモジュールは各コース共通。各コース別というよりも全体のSport Managementの単位でクラスメート意識がある。
またバークベック校の特徴として、これも社会人に配慮してなのか、ほぼすべてのモジュールで試験があり、その成績に占める比重が高い(基本的に70%)。
各モジュールは以下の通り。各モジュールあたり15クレジット、修士論文で60クレジットの合計180クレジット。
必修モジュール
・Research Methods in Management (Postgraduate)
・Sport Economics and the Design of Competition 
・Sport Event Management 
・Sport Governance
・Sport Marketing
・Sport Policy and Development 
選択モジュール
・International Sport Law
・Sport Labour Markets

卒業生の今

正確なデータはないが、印象としてはすぐに就職を決めるというケースは少なく、フットボールクラブ等にインターンをしたのちスポーツ業界に就職していくという流れが多いのではないか。ただバークベック校の場合、すでにスポーツ業界で働いている社会人が一定数いるため、他大学と比較して特殊と言える。

筒井諒太郎(ツツイ・リョウタロウ)
日本在住、内閣府地方分権改革推進室勤務
ラフバラ大学とロンドン大学バークベック校にてマスター修了
登場人物B

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記事・情報提供:筒井諒太郎