プロジェクト 筒井諒太郎氏インタビュー
日時 2020年11月27日21時(日本時間)
参加者

筒井諒太郎(ツツイ・リョウタロウ):内閣府地方分権改革推進室参事官補佐
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SPORT GLOBAL事務局
・辻翔子(MyCujoo) オランダ在住
・椙山正弘(アジアサッカー連盟)マレーシア在住
・阿部博一(アジアサッカー連盟)マレーシア在住

2020年夏にロンドン大学バークベック校にてマスターを修了された筒井諒太郎さんにインタビューさせていただきました。
海外大学院留学やロンドン大学バークベック校にご興味のある方は是非ご一読ください!
ロンドン大学バークベック校は現在2021年の入学生を絶賛募集中です(2021年1月入学もまだ間に合います!)

イギリスの留学先選びについて

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登場人物BSG事務局

筒井さんはイギリスに2年間留学されましたが、どのような理由でラフバラ大学とロンドン大学バークベック校(以下、バークベック)を選ばれたのですか?

登場人物A筒井諒太郎さん

スポーツ庁で働いていたこともあったので、スポーツ関係の大学の先生から色々示唆を頂いたり、British Councilが日本でやっている留学イベントに出席したりしました。
イギリスは修士コースが1年で終わってしまうので、2つの大学で修士号を取りましたが、最初はラフバラ大学で修士号を取ることに決めました。

ラフバラ大学は、スポーツ関係者の中では、日本でも、特にイギリスではかなり有名です。日本でいうなら筑波大学のような位置づけの大学だと思います。世界ランキングでスポーツ分野世界一のタイトルを数年連続して獲得しています。

一方で田舎にある大学なので、勉強をする環境は整っていますが、インターンシップや就職を考えると、ロンドンにある大学のほうが身軽に動けると感じました。
もう一つ気になったのが、中国人留学生の割合が非常に高く、留学生の多様性という観点ではマイナスかなと思いました。ラフバラ大学は留学生獲得の観点から大学間協定を結ぶなど中国へ積極的にマーケティングを行っているためです。

ラフバラ大学在籍中に2つ目の大学を探していた時に、いくつか候補を考えました。例えば、スポーツ外交の分野にも興味があったので、その分野で著名な教授がいるマンチェスター・メトロポリタン大学(MMU)は候補でした。
ただ、せっかくイギリスに来ているので、一度はロンドンで学びたいという気持ちがありました。そのような折、ラフバラ大学の指導教官が「ロンドンでスポーツ分野を学ぶならバークベックが最適だ。」という示唆を貰い、また、バークベックのスポーツ分野のダイレクターが親日家で親身に相談にのってくれたこともあり、ロンドン大学バークベック校で学ぶことを決めました。

バークベックの特徴について

登場人物BSG事務局

イギリスにはスポーツ系の大学院が複数ありますが、バークベックにはどのような特徴がありますか?

登場人物A筒井諒太郎さん

まず夜間大学院なので、授業が夕方6時から夜9時です。そのため、昼間はインターンシップや課題をする時間がかなり確保できます。
また、学生の構成が、イギリス人、ヨーロッパ系、アジア系がそれぞれ3分の1ぐらいの割合で、バランスの良い多様性があります。南米やアフリカからも数人いたのでクラスメートの国籍の多様性を重視しているのであれば最適の環境です。

自分は職場からの派遣という形で留学していたのであまり関係はありませんでしたが、言うまでもなく、ロンドンというロケーションは就職、インターンシップの機会という点ではかなり優位だと思います。ヨーロッパの他の都市へのアクセスも良いので、イギリス国外での就職も視野に入れて動くことが出来ます。バークベックは、民間のスポーツ関連会社などとの共同プロジェクトや教育コースを運営していることもあり、先生も積極的にインターン先などの紹介をしてくれました。

これらのバークベックの特長と個人の目的意識が一致すると、かなり良い留学経験が出来ると思います。

スポーツ社会科学vsスポーツビジネス

登場人物BSG事務局

イギリスの大学院のプログラムを選ぶ際に社会科学とスポーツビジネスで悩む方も結構いるかと思いますが、その点について何かアドバイスありますか?

登場人物A筒井諒太郎さん

スポーツ分野のソーシャルサイエンスだと、イギリスは伝統的な社会科学(スポーツ社会学など)を教える大学がこれまで主流であったと思います。一方、アメリカでは、スポーツビジネスが中心という印象があります。

ただ、イギリスでもある種のアメリカ化が進んできており、ラフバラ大学ロンドン校では、スポーツビジネスコース中心の大学院となっています。

ただ個人的には、マネジメントの知識だけではなく、法学、経済学、社会学など幅広く学んでおく方が視野の広がりという点でもよいのではないかと思います。

日本と海外のハイブリッド

登場人物BSG事務局

最後に、日本のスポーツ界の課題や期待することについて是非教えてください。

登場人物A筒井諒太郎さん

日本はスポーツ界でも国内独自のコミュニティがあり、海外で働く人材とうまく交流が出来ていない印象があります。もっとお互いが歩み寄って、情報、人材交換が出来るようになれば良いと思いますし、それができればもっと日本が国際スポーツ界でもリーダーシップを発揮できると思います。

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