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概要

SPORT GLOBALのポッドキャスト新シリーズ「海外×スポーツビジネスのリアル」では、実際に海外のスポーツ界で活躍している日本人の方をゲストに招き、その仕事内容や経験について話をして頂きます。

シーズン1のゲストは、波多野陽介君。スイスのローザンヌ在住、国際バレーボール連盟に、ビーチバレーボールプロジェクトマネージャーとして勤めています。

第2回目のセッションでは、国際バレーボール連盟で働くことのやりがいや難しさ、あるいは、日本人がそこで働くことの意義は何か、陽介君の考えを伺っています。

また今回は、スポーツグローバルからも、メンバーのマッスル阿部君が参加しています。阿部君も国際スポーツ組織で働いており、様々な部分で陽介君に共感できる部分があるようです。

是非お楽しみください!

※ゲストが話してくれた内容は、あくまでゲスト個人の見解です。

出演者のプロフィール

椙山正弘(スギヤマ・マサヒロ)
マレーシア在住、アジアサッカー連盟(AFC)勤務
スポーツマネジメント博士号(マレーシア大学)
登場人物B

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波多野陽介(ハタノ・ヨウスケ)
スイス在住、国際バレーボール連盟(FIVB)勤務
AISTS修了
登場人物B

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第2回のハイライト

国際バレーボール連盟で働いてみて、どんなところにやりがいを感じる?

02:38「自分は東京オリンピックに、海外からのスタッフとして関りたかったので、実際にアスリートにとって特別な舞台で競技運営に携われて、それが自分の中でやりがいにつながったと思う。」

03:44「ワールドツアーでの現場経験であるとか、選手とのやり取りとか、世界のトップアスリートたちの活動経過を間近で見れたことは、貴重な経験だった。」

04:14「(オリンピックまでの)過程で、自分も多くのことにチャレンジできたし、コロナの影響で当初の予定が大きく変わる中、自分の4年間での頑張りというところにつながったと思う。」

国際バレーボール連盟で働く難しさは?

10:15「文化的な違いに直面することは、みなさんが想像されている以上に多いかもしれない。国ごとにスピード感や捉え方が異なるので、人に何かを伝えるという部分でかなり神経を使う。

10:40「意見を言わない人もいるが、そういう人は賛成しているのと同じだと判断されてしまう。なので、少しでも違った意見があったり共有できることがあるなら発言して、しっかり自分自身の立場を組織の中で確立していくことは必要だと思う。

12:33 「基本的に、人と同じ立ち位置で仕事するとあまり評価されないと思っているので、どうしたら自分の強みを活かせるか、弱みをどう補えるのかを考えながら、自分の立場づくりを意識している。

国際バレーボール連盟で日本人が働くことの意義は?

19:23「国際競技連盟で働く多くのスタッフは、横のつながりを強く持っている人が多い。例えば、多くの国際競技連盟が集まっているローザンヌという都市には、そういうコミュニティが出来上がっている。その中に入ることで、入ってくる情報の質・量・スピード感が全然異なる。

20:02「日本人に限らず、国際人としての感覚を身に付けることができる。国際バレーボール連盟の職員として、222の加盟国・地域にフェアで、国際的な視点を持った上で彼らの活動に貢献できるということが、一日本人としての評価にもつながる。」

20:42「日本の国際的立場・評価の向上に貢献することができる。日本人は世界的にも、特にアジアでは評価が高く、真面目であると言われることが多い。これは先人たちが残してくれた功績であって、今度は自分たちのやることが次の世代の評価につながっていくと思っている。

SPORT GLOBALメンバーからのフィードバック

登場人物BSG事務局:辻

同じタイミングでヨーロッパのスポーツビジネス系大学院に入学し、「同期」のような存在である陽介さんのお話は、いつもとても刺激的!ただでさえ日本人が少ない国際スポーツ連盟なのに、その中でも自国開催のオリンピックで中心的な役割を果たしているのは本当に素晴らしいと思う。なお、FIFAは国連やIOCよりも加盟協会が多いことで有名だが、FIVBには222の国・地域が所属しており、FIFA(211加盟協会)よりも多いことに驚いた。

登場人物BSG事務局:阿部

国際機関で養われる感覚として、全ての加盟国にフェアか?を常に意識するようになると思う。自分の出身国、ゆかりのある国だけでなく、加盟国全ての”greater good”を考えるスケールの大きさは、国際舞台で働く大きな魅力。その一方で、日本人職員が国際機関にいる事は、日本側にとって色々な側面で大きなプラスになるのは紛れもない事実。

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