SPORT GLOBALポッドキャスト「海外で生きる」シーズン2スタート！第1回：「やり抜く力」

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概要

海外のスポーツ界でチャレンジしたい！という日本人の夢を応援するSPORT GLOBALがお送りするポッドキャストシリーズ「海外で生きる」。日本以外の国で生き抜くために必要なことは何なのか？実際に海外のスポーツ界で活躍する方々をゲストに招き、彼らのリアルな体験を元に深堀りしていきます。

シーズン2では、アジアの国で活躍している二人のゲストをお招きしています。まずは錦戸雅俊君です。

錦戸君は現在モンゴルに住んでおり、在住歴は5年。モンゴルの医療やスポーツの現場でトレーナとして活動しており、2017年から2019年にはサッカーモンゴル代表のチームトレーナー、 2020年から現在に至るまで、柔道モンゴル代表のチームトレーナーとして活躍しています。詳しくは、錦戸君のnoteに記載されていますので、そちらをご覧ください。

もう一人のゲストの方は、諸事情により第3回から参加していただく予定ですので、楽しみにしていてください。

第1回目のトピックは「やり抜く力」。様々な理由で日本に戻る人たちがいる中でそこで生き続けることができる、それ自体が特別な能力で、例えば海外で長く生き抜いている錦戸君はその「やり抜く」能力に長けている、あるいは日々の試行錯誤からその能力を磨き続けているのではないでしょうか？

ポッドキャスト「海外で生きる」シーズン2第1回、是非お楽しみください！

出演者のプロフィール

椙山正弘（スギヤマ・マサヒロ） マレーシア在住、アジアサッカー連盟(AFC)勤務 スポーツマネジメント博士号（マレーシア大学）: 詳細を見る

錦戸雅俊（ニシキド・マサトシ） モンゴル在住、柔道モンゴル代表のチームトレーナー 元サッカーモンゴル代表のチームトレーナー: 詳細を見る

第1回のハイライト

自分の「やり抜く力」についてどう思う？

7:50「周りからは、忍耐強いとか図太い信念があるんじゃないかとかいわれるが、実はそんなことなくて、いつもでモンゴルから出てもいいという気持ちで生活している（笑）。ただ、一つ大きな目標を掲げて、それに対して手段を問わずチャレンジしている。」

9:43「最初の半年間は、モンゴルから離れたいという状況に至った。モンゴル語も話せないし、海外に出てきおきながら人とワイワイするのがあまり好きではないし（笑）、しかもモンゴルにきて２か月で冬になり、マイナス何十度の世界で外にあまりでなくなってしまったのが原因。」

今までどのような壁にぶち当たってきたか、そしてその壁をどう乗り越えてきたか？

19:30「価値観の違い。自分が携わったモンゴル女子レスリング代表のチームで監督をされていた人の価値観、そして指導スタイルが自分には合わず、チームを去る決断をした。」

21:40「この、チームを去るという決断が功を奏した。その後にモンゴル柔道代表チームから声をかけていただき、結果そのチームで目標としていた東京オリンピックに携わることができた。なので自分の場合は、その壁に執着せず、乗り越えずにうまくやった感じ。」

モンゴルで5年間、一体どのようにしてモチベーションを維持しているのか？

27:52「何がきっかけかは覚えていないが、せっかくモンゴルにいるのだから、自分の人生を一つの映画のようにとらえていけるような生き方をしよう、と考えるようになった。映画なので、平坦なストーリーよりは、山あり谷ありの方が面白い、と考えられるようになったのがモチベーション維持につながっていると思う。」

34:15「また、東京オリンピックに関わるという大きなモチベーションもあった。しかしそこは成し遂げて終わりを迎えたので、今はトレーナーになりたい、トレーナーを学びたいというモンゴル人たちを育てることに携わって、メディカルサポートチーム構築みたいなところまでつなげていきたいという目標がある。」

SPORT GLOBALメンバーからのフィードバック

SG事務局：辻

私も一度だけ出張でウランバートル（モンゴルの首都）に行ったことがありますが、現地で日本人にお会いする機会はなかったので、実際にモンゴルにいらっしゃる錦戸さんのお話がとても興味深かったです。モンゴル語で現地人とやりとりされているとのことだったので、次回の「コミュニケーション」のエピソードがとても気になります。

SG事務局：阿部