大学院の概要
■正式名称:European Sport Business School (ESBS)
■設立年:2009年
■運営機関 : Centro de Formación Fundación Valencia Club de Fútbol
■所在地:バレンシア(スペイン)
■提供しているプログラム:
・Master in International Sports Management(詳しくは次のセクション参照)※オンラインコースも有
・Global Sport Business Master
・Master in Digital Transformation of Sports Entities ※オンラインコースも有
・Entrepreneurship in Sport
■特徴:講義はそれぞれのセッションごとに専門の講師が行う。座学よりも、スポーツ施設に実際に行って見学したり、グループワークでスポーツ組織の課題や問題から具体的な戦略や解決策をプレゼンテーションを通じて提示するようなアウトプットを中心としたアクティブな授業であるのが特徴。また学生への対応も手厚く、インターンシップやスポーツイベントへのボランティアなどに積極的に参加できるように、説明会やセッションの機会を設けてくれる。Valencia CFと提携しているため、スタジアム内での授業や、チームの戦略やアカデミーの方針などについて深く学ぶことができる。
■URL:公式ホームページ
Master in International Sports Managementの概要
■コース期間:9ヶ月
■入学時期:10月
■授業料:7650€ (インターナショナルモジュール、パリ研修を含む)
■コース概要:この修士課程は、8モジュールで構成されている。スポーツ法、スポーツ施設、品質管理、マーケティング、人事など専門性の高い分野でのマネジメントへの関心が高まる中で、この修士課程はこれらの活動分野に関連する機関、クラブ、団体、企業において管理職やマネジメントポジションにつくことを仮定として必要とされるスキルを身につけられるようにカリキュラムが組まれている。
■URL:公式ホームページ
入学情報
■受験資格:大学の卒業証明書、またはそれに準ずるものを持っている者。その他、専門学生として登録する場合は、3年間の職業経験がある者。(スペインのスポーツ企業などでインターンシップを予定している者は、DELE試験のB2程度の語学力を持っていることが条件である。)
■必要書類:履歴書(PDF)のコピー 、身分証明書またはパスポートのコピー(PDF) 、 大学の卒業証書、またはそれに準ずるもの。また、 その他、専門学生として入学する場合は、3年以上の実務経験があることを証明する必要がある。
■選考プロセス:必要書類とフォームへの記入をもって、プレエントリーが完了し、その後面接官によるオンライン面談にて入学試験が行われる。
※詳しくは現役生企画シーズン2のインタビューをご参照。
プログラム内容
専門の講師による講義、ケーススタディ、実際のグループプロジェクトを通じて、理論と実践を組み合わせたプログラム構成である。様々なスポーツにおける問題や課題を学び、それらについてグループ学習を通じて、スポーツマネジメントの世界に関連する新しいスキルの達成ができるように、アクティブな内容になっている。また、理論的な授業を直接応用することで学生の直接参加を可能にし、専門セミナー、屋外でのトレーニングセッション、トップクラスのスポーツ施設への旅行などを提供している。Valencia CFのサポートにより、スタジアム内での授業が行われ、チームのマネジメント戦略などを学ぶことができる。
卒業後の進路
卒業後はサッカー界で働く人が多く、サッカー協会ValenciaCF、Paris Saint-Germainなどのサッカークラブに就職した卒業生がいます。留学生が多いのでそれぞれの国に帰って、自分の国のサッカー協会のマネージャーをしていたり、他の競技だと自転車チームの運営をしている人など様々です。起業に関する授業もあるので、卒業後に起業し自分の会社を運営している人もいます。
学校では卒業後の進路について、入学してからホームティーチャーと面談があり、どのように自分たちの希望の進路につくことができるかアドバイスをもらうことができて、とても手厚いサポートがあるのが特徴です。
現役生の紹介
- 甲斐夏輝(カイ・ナツキ)さん
- 昨年3月に順天堂大学を卒業し、2021年10月よりバレンシア(スペイン)に渡り、European Sport Business School(ESBS)のMaster in International Sports Managementに入学。現在バレンシア在住。(Twitter: @puyochan_29)
「卒業後の進路は、海外の自転車チームでスタッフ(広報スタッフやマネージャー)として働くことが目標です。日本に自転車競技の魅力を伝えられるような仕事がしたくて、まずは本場であるヨーロッパの自転車競技を現地で勉強したいと思い、スペインへの留学を決意しました。目標達成ができるように、まずは残りの学校生活とインターンシップにしっかりと取り組んでいきたいです。」
※甲斐さんのESBS入学から卒業までの道のりを詳しく知りたい方はSPORT GLOBALの現役生企画シーズン2をぜひご参照ください。