概要

正式名称:International Academy of Sport Science and Technology
設立年:2000年
■設立機関:IOC(国際オリンピック委員会)、IMDビジネススクール、スイス連邦工科大学ローザンヌ校、ローザンヌ大学、ジュネーブ大学、ローザンヌホテル大学、ヴォー州
■提携大学:IMDビジネススクール(ローザンヌ/スイス)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校、ローザンヌ大学、ジュネーブ大学、ローザンヌホテル大学
■コース期間:15ヶ月(9月入学、翌年12月卒業)
募集定員:35−45名
■授業料:29,900スイスフラン(2020年入学) 
(※アスリート奨学金、Future Female Leader in Sports奨学金についてはこちらのリンクへ)
URL:公式ホームページ

AISTSの特徴

その1:設立メンバー、IOC(国際オリンピック委員会)と国際競技連盟が多く点在するオリンピック都市、ローザンヌで過ごす15ヶ月

IOC(国際オリンピック委員会)や、50以上もの国際競技団体が本部を置くローザンヌというオリンピック都市がベースとなるため、在学中には国際競技連盟との関わりを持てるというのが大きな魅力の一つ。

その2:5つのコアアプローチにより、オリンピックムーブメントを360度から学べる

マネジメント、科学、法学、医学、社会学といったコア学科目を軸に、ケーススタディ、現場視察、セミナーという異なったアプローチにより国際スポーツ組織で必要とされる知識の習得を目的とする。

その3:卒業生の多くが国際競技連盟を含むスポーツ組織/企業に就職

卒業生400名の内、約80%(30ヶ国以上)が卒業後の進路でスポーツ業界に就職を果たしている。約100名がローザンヌ周辺で働いており、内訳は18名がIOC(国際オリンピック委員会)、18名がUEFA(欧州サッカー連盟)、AIBA(国際ボクシング連盟)、World Rowing(国際ボート連盟)、FIFA(国際サッカー連盟)、World Archery(国際アーチェリー連盟)、FIS(国際スキー連盟)、FIBA(国際バスケットボール連盟)、FIVB(国際バレーボール連盟)等で活躍している。(*2020年時点)

入学情報

◾️受験資格:
受験条件として以下の3つのいずれかを満たす必要がある:
① 大学院(修士号)を取得している
② 大学(学士)を卒業済みであり、5年以上、国内国外アスリートとしての就労経験があること
③大学(学士)を卒業済みであり、5年以上の就労経験があること(スポーツ業界以外も可)
また、英語が上級レベル(TOEFL iBT 85点以上且つ各セクション最低20点以上、もしくはIELTS総合6.5点以上且つ全項目の平均が6点以上)であるのも条件である。

◾️その他の評価点:
①国際感覚を有すること
②スポーツにおける社会的問題を理解していること
③スポーツマネジメントや組織運営の経験もしくは関心を有すること
④スポーツ以外の職務経歴を兼ね備えている
⑤オリンピアンやエリートアスリートとしての実績がある
※受験資格の詳細に関してはこちら

◾️選考プロセス:

  1. 募集要項公開
    例年9月になるとAISTSのホームページでオンライン申込の募集要項が公開される。AISTSは段階的に合格者を発表しており、2020年9月スタートでは以下の時期に応募締め切りを設けている:
    ・1次締切:2019年11月1日
    ・2次締切:2020年 2月1日
    ・最終締切:2020年 5月1日
    いつの締め切りで応募するかを決定し、以下の準備を同時に進めましょう。

  2. 書類選考
    ⑴オンラインアプリケーションフォームの記入
    AISTSサイトからアカウントを作成し、必要事項を記入

    ⑵英文推薦状(2通)
    特に指定のフォーマットはないものの、理想としては、1通はアカデミック、1通は職場の上司からのものが良い。なぜAISTSというプログラムに必要な学生であるかを一言添えてもらえると尚良い。

    ⑶志望動機書(A4で2-3ページ)
    なぜAISTSを志望するのかを簡潔に2-3ページで纏める。自身の実体験を添えて書けると良い。英語レベルの印象につながるので、文章構成、ネイティブチェックは必ず受けよう。

    ⑷Curriculum Vitae/Resume (履歴書/職務経歴書)
    英文で慣れてない人も海外のサンプルを元に自分で英文経歴書を準備しよう。多くを載せようとするのではなく、シンプルに且つ、大まかな経歴を掴んでもらえる程度の情報量にしよう。

    ⑸英語力証明書
    過去のAISTSの出願条件に比べ、求められる英語力の基準は下がっている。しかし、それだけ多くの志願者から合格者を選ぶ為、最低でもTOEFL iBT 95-100点はクリアしたいところ。TOEFL iBT 85点では、在学期間中や卒業後の就職活動への影響が懸念される。

    ⑹証明写真(パスポートサイズ)

    ⑺パスポートのコピー/スキャン

    ⑻卒業証書(学士/修士)

  3. スカイプ面接
    書類選考通過者にはAISTSよりスカイプ面接の連絡が届く。スカイプ面接は1対1の場合が多く、約30-45分程度。
    ポイントとなるのは、
    ・志望動機書の内容をしっかりと自分の言葉で伝えること
    ・卒業後のイメージ(どこに就職?)をしっかりと持っておくこと

  4. 合格通知
    書類選考、スカイプ面接を終えると、約1週間から10日程度で結果がメールで届く(通知時期は各締め切りによって異なる)
    合格通知が届いた場合(最終締め切りの場合、6月末頃に通知)、プログラム費用の振込み、渡航手続きと次のステップが待ち構えている。不合格通知でも、諦めず2次締め切り、最終締め切りに向けて提出書類の内容精査をオススメする。

コース内容

AISTSのプログラムは、15ヶ月間を以下の4つの大きな項目に分けて期間を割り振っている。
9ヶ月間の講義:(座学、ケーススタディ、アクティビティ、セミナー、視察/見学)+ 筆記試験&課題(9月末〜翌年6月末迄
8ヶ月間のチームプロジェクト:実践型のコンサルプロジェクト(11月〜翌年6月末迄
10ヶ月間のリサーチ論文:段階的に仕上げるので、個人のペースで進めます(11月〜翌年8月末迄
2ヶ月のインターンシップ:プログラム終盤には各自でインターンに応募し、卒業までの期間で最低2ヶ月のインターン経験を得ることが卒業条件となる(スタート翌年7月〜12月の2ヶ月

■プログラム全体の流れ(*2020年卒業クラス)
この図のLectures & Exams、Team Projects、Research Paper、Work ExperienceがAISTSにおける成績評価に繋がる項目となっており、赤い印が評価対象となる提出課題、筆記試験の実施時期となっている。AISTS MAS(Master of Advanced Studies)学位の取得には、この4分野全てで一定の成績を修める必要がある。

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■講義の流れ(*2020年卒業クラス)

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AISTSのプログラムは、現在のスポーツ企業/国際競技連盟が直面する課題解決に必要な幅広い専門知識を集学的に習得する事を目的としてデザインされている。そのため、AISTSでは以下の5つの科学分野からスポーツ環境の理解を高めている。
1. マネジメント
2. テクノロジー
3. スポーツ法学
4. スポーツ医学
5. スポーツ社会学

AISTSにおける講義の構成は、ケーススタディ、現場視察、セミナー形式、現地見学など、分野横断的なトピックを中心に組まれており、プログラム全体を通して世界中100名以上からなる講師陣から講義を受講する。全体の約50%の講義は、実際に活躍中のビジネスプロフェッショナルによる講義を受け、残りの50%はヨーロッパの有数な大学機関の教授陣による講義となる。ビジネスプロフェッショナルの多くは所属先でディレクターもしくはプロジェクトリーダーとして活躍しており、その企業/組織には、国際オリンピック委員会、国際大学スポーツ連盟、スポーツアコード、国際パラリンピック委員会、国際競技連盟(FIVB、FIFA、FIBA、FIS、他)、スポーツ企業(Infront、CAA)、国際大会組織委員会(Rio2016、Lausanne2020、テニス ジュネーヴオープン)、世界アンチドーピング機関などが含まれている。

AISTSはこれが推し!

AISTSでは、実際にスポーツ企業や国際競技連盟が直面している課題を解決に導く『チームプロジェクト(学生4−5名からなるチーム)』をプログラムに取り入れており、クライアントからのヒアリングから課題解決の提案までを行う実践的なコンサルプロジェクトの機会は、スポーツ企業や国際競技連盟で働くプロフェッショナル達とのネットワークを広げるチャンスの場になっている。

卒業生の今

波多野陽介(ハタノ・ヨウスケ)
スイス在住、国際バレーボール連盟勤務
AISTS修了
登場人物B

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