スポーツグローバルポッドキャスト「海外で生きる」シーズン2第5回：「日本人の強み・弱み」

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概要

海外のスポーツ界でチャレンジしたい！という日本人の夢を応援するスポーツグローバルがお送りするポッドキャストシリーズ「海外で生きる」。日本以外の国で生き抜くために必要なことはなんなのか？実際に海外のスポーツ界で活躍する方々をゲストに招き、彼らのリアルな体験を元に深堀りしていきます。

シーズン２では、モンゴル在住の錦戸雅俊君と、インドネシアのジャカルタに在住の入江抄子さんをゲストにお招きしています。

錦戸雅俊MNモンゴルのトレーナー（https://note.com/mongolia24jusei/）

SPORT GLOBAL先輩紹介: 入江抄子（https://sportglobal.jp/2020/07/13/shoko-irie/）

第5回目のトピックは「日本人の強み・弱み」。全ての日本人がこうである、ということではないが、日本で生活し、日本の教育を受けて育つことにより、日本人としてある程度共通した特性を持っています。日本で日本人と共に生活しているとなかなかそれに気づく機会は少ないかもしれませんが、海外で生活し、日本及び日本人というものを外から客観的に見ることで、その特性を認識する機会に恵まれます。その日本人としての特性の中には、海外で生活する上で強みになること、逆に弱みになってしまう可能性があるものもあります。強みをどう活かし、弱みをどう克服していくのか。あるいは、強みをより伸ばし、弱みとどう付き合っていくのか。そこを考えることで、もしかしたら海外での生活がより快適になるかもしれません。

ゲストの二人が考える日本人の強みと弱みとは？

ポッドキャスト「海外で生きる」シーズン2第5回、是非お楽しみください！

出演者のプロフィール

椙山正弘（スギヤマ・マサヒロ） マレーシア在住、アジアサッカー連盟(AFC)勤務 スポーツマネジメント博士号（マレーシア大学）: 詳細を見る

錦戸雅俊（ニシキド・マサトシ） モンゴル在住、柔道モンゴル代表のチームトレーナー 元サッカーモンゴル代表のチームトレーナー: 詳細を見る

入江抄子（イリエ・ショウコ） インドネシア在住、Jリーグ国際部
2020 年までマレーシアサッカーリーグ(MFL)勤務、柏レイソル出身: 詳細を見る

第五回のハイライト

海外で生活する上で、強みになりえる日本人の特性は？

3:15「一つ目は、誠実さとか丁寧さ。トレーナーの仕事では、選手に寄り添って、次の試合に向けて選手の体をどう構築していくかを話し合っていくことが大事。そういう面で、選手の体を細かく丁寧にみていくことができることは、選手やスタッフの信頼を得る要素になる。もう一つは、日本ブランド。モンゴルは日本のサポートをたくさん受けているし、例えばトヨタのような日本企業の製品が、性能が良くて壊れずらいということで人気がある。なので、日本人というだけでまずはポジティブに見てもらえる。」(錦戸雅俊)

8:42「私も二つ。まずは価値観。倫理観は、日本では若い世代の日本人には欠けてきていると言われているが、海外に住んでいると、昔から培われ伝わってきた素晴らしい倫理観は多くの日本人に存在しているとひしひしと感じる。相手に共感し、相手の尊厳を守るという日本人に染み付いた性格は、外国の人たちから賞賛を受けている。次に行動面。自分もマレーシアでサッカーの仕事に携わって、どうしたらマレーシアのサッカーが発展するのかをマレーシア人や外国人と話してきて思ったのは、根本としてやるかやらないかくらいの違いなのではないかと。日本人には、目標に向かい、プランを立て、継続的にあきらめずに実行していくことができる人が多いと思う。」(入江抄子)

海外で生活する上で、弱みになりえる日本人の特性は？

18:04「謙遜するという日本人の国民性は、自信のなさにつながる場合がある。例えば、達成度はどれくらい？という問いに対して、１００％と言う日本人はほとんどいない。自信のなさは、失敗を恐れるということに繋がりかねないので、まずは自分に自信をもってほしいと思う。」(入江抄子)

23:00「一般的な日本人の特徴として、感情を抑えて自分の意見は言わず、周りの空気を読んで過ごす、ということが挙げられる。自分も基本そうなのだが、モンゴルで生活していると、違うものは違うと言わないと、本当に大きな問題にもなりかねない。また、自分から意見を言わないと何も起こらず、言わなくても相手はわかっているだろうと思っていると、本当にわかっていなかったりする。そんなことから、お互いの関係にずれが生じてしまったこともあった。」(錦戸雅俊)