プロフィール

・1983年11月18日生まれ
・現在地:東京
・現職:D5株式会社 代表 株式会社なんでもドラフト 執行役員CSO
・海外在住歴:2年3ヶ月(米国インディアナ州)

主な経歴

大学卒業後、広告代理店へ入社。テレビ部門、営業部門、PR部門を経て、2014年8月より米国パデュー大学・経営大学院へ2年間のMBA私費留学。帰国後、2016年12月よりスポーツブランディングジャパン株式会社へ参画。北米プロスポーツを中心とした海外スポーツ団体の日本におけるビジネスパートナー業務に加え、国内のプロスポーツリーグ、チーム、中央競技団体などの事業推進のためのパートナー業務に従事。

バスケットボールに明け暮れた日本での学生時代

中学からバスケットボールを始め、高校もまったく強豪校ではありませんでしたが、学生生活の全てと言っても過言ではないくらい、バスケにのめり込みました。

大学でも体育会バスケットボール部に所属し、大学3年時にインカレ優勝と日本一を経験。4年時には主将を務めましたが、試合にはあまり出られずプレーでチームをガンガン引っ張ることができなかったということもあり、どうやってチームを引っ張っていくべきか、とても苦悩したことを今でも覚えています。

この時に精一杯足掻いて、自分なりのリーダーシップを模索したことが、今でも繋がっていると強く感じることが多々あります。チームメイトはもちろん、自分に関わってくださるすべての方々と「誠実に向き合う」という姿勢が、社会人においても自分の根幹を支えてくれています。

苦悩の新卒社会人生活

学生時代から私にはバスケットボール以外、特にやりたいことがありませんでした。それは、なんとなく周りに流されて始めた就職活動中も続くのですが、幸いにも内定をいただいた広告代理店に入社しました。入社後は、とにかく馬車馬のように一生懸命働く日々でしたが、当時は激務で終電では帰れない日々も珍しくありませんでした。

ある時、「自分の人生は本当にこのままでいいのか?」「学生時代のバスケットボールと同じように情熱を打ち込めるものってなんなのだろうか?」「このままだと学生時代のバスケが人生のハイライトになる・・・?」そんな漠然とした、されど、猛烈な不安に襲われました。この先の人生、何十年もあるのに、それはないだろう、と。

では、「自分のやりたいこと」って・・・?

この問いは、私にとって非常に難しい問題でした。なぜなら、どんなに考えても考えても、やりたいことなんて分からなかったからです。時間ばかりがいたずらに過ぎ、さらに焦りが募っていく中で、「好きなスポーツのことなら、きっと情熱を持てるはずだ」という仮説を立てました。仮説というには少しお粗末な印象がありますが、当時の私にとっては考え抜いた末に真剣に導き出したものでした。

海外×スポーツ界を志すまで

そこからは、一気に行動量を増やしました。リーグ、チーム、協会、コンサルタント、エージェントなど、スポーツビジネスに関わる方々にひたすら会いに行き(30人以上には会ったと思います)、スポーツビジネスに関わるとはどういうことなのかの理解に努めました。その中で最も印象的だったのが以下の言葉で、当時お会いしたほとんど全ての方が口を揃えておっしゃっていました。

「スポーツの仕事は楽しい。でも、スポーツの仕事って、儲からないよ。」

ここに大きな違和感を覚え「何かは分からないけど、日本のスポーツにはきっとビジネスとして重大な欠陥があるのではないか?」という気づきに繋がりました。今後スポーツを仕事にするなら、ビジネス目線を高めていくことが大事なのではという考えが大きくなっていき、最終的には、今すぐにスポーツ関連の転職や大学院へ進学するのではなく、海外MBA留学を志すことを決断しました。長くバスケットボールをプレーしていたこともあり、アメリカのスポーツに漠然とした憧れを持っていたことからも、進学先はアメリカ一択でした。

そこから留学のための準備を始めたのですが、いわゆる「純ドメ」だった私は、英語の勉強に非常に苦労しました。初めて受けたTOEFLの点数が、たったの30点だったことの衝撃は今でも忘れることはありません・・・!仕事との両立にも苦労し、合格するまで実に3年の月日を要しました。

人生を変えたMBA留学

30歳にして初めての海外生活では、特に最初は英語で非常に苦労しました。教授の綺麗な英語を聞くことはできても、クラスメイトたちが何を喋っているか分からない、思うように発言できないなど、英語にまつわる苦労は枚挙にいとまがないほどでしたが、留学前に苦悩しすぎた私にとっては全ての体験・経験が新鮮で、この2年間のMBA生活は文字通り私の人生を変えました。

広告代理店の完成された流れ・システムの中での仕事に慣れていた私にとっては、MBAの授業で学んだことは、その後スポーツ「ビジネス」の仕事をする上で、非常に役に立っていると感じています。そして、何よりも世界中から集まってきていた多様なクラスメイトたちとの交流が、私の世界そのものを変えてくれました。

そんな留学生活の中で、スポーツに大きく助けられたのも、決して忘れることのできない体験です。勉強の合間を縫ってクラスメイトたちとバスケットボールをしたり、授業後に近くのバーに行きスポーツ観戦しながら飲むといったことができたのは、留学生(特にアジア系)の私にとっては大きなアドバンテージでした。一緒に住んでいたアメリカ人のルームメイトはバスケを通じて仲良くなり、今でも連絡を取り合っています。

これは余談になりますが、私費留学生だった私には年間5万ドルx2年という高額の授業料の支払いがあり(他の日本人留学生はほとんどが社費留学生でした)、幸運にも2年目の授業料の免除を得ることができました。これは“Graduate Assistantship”(通称GA)という制度で、週10時間キャンパスのキャリアセンターでのデータ分析の仕事をする代わりに、授業料が免除になるという仕組みでした。キャンパス内で色々なポジションがありましたが、とても競争率が高く半ば諦めていたところ、ある日、良く一緒に飲みながらスポーツ観戦していたカナダ人クラスメイトが「自分のところのGAのポジションが空いたよ!」と紹介してくれ、そこから面接を受けて無事受かることができました。こんなところでも、スポーツに助けられた自分がいました。

現在の仕事内容の概要 

その後、留学から帰国し、念願のスポーツビジネスにおけるキャリアをスポーツブランディングジャパン株式会社でスタートさせました。

これまで携わってきた業務のうち、大きな軸の一つは、NFLやNBAに関連した北米プロスポーツ団体や、北米スポーツメディアの日本におけるビジネス展開のパートナー業務です。スポンサーシップ、放映権、デジタルメディア、イベントなど、サポート領域は多岐に渡りますが、北米スポーツの最前線にあるスポーツ団体との仕事は本当に刺激的です。世界一のスポーツイベントの一つである「スーパーボウル」に初めて行かせていただいた時は、あまりのスケールの大きさに度肝を抜かれました。

もう一つの仕事の軸は、国内スポーツ団体の事業推進におけるパートナー業務です。留学前に感じた「スポーツにおける事業目線での課題感」は結果として正しかったように思います。「スポーツビジネス」というからにはビジネスとして成立しなければならない、競技と事業の両輪をいかに回していき、事業でお金を稼ぎ、競技を発展させていくか。そんな視点で、これまでプロスポーツチームのブランディングやマーケティングのサポート、中央競技団体のミッション・ビジョン及び実行可能な事業計画の策定などにも携わってきました。(私の転職後の初めての仕事は、プロ野球チームのユニフォームをデザインするという仕事でした)

好きなこと=スポーツを仕事にしてみて

「やってよかった!」

とにかく、これに尽きます。好きなことを仕事にしてみて、人生が変わりました。スポーツがもっと好きになりました。

それと同時に分かったことは、本当にやりたいことなんて簡単には見つからない、物事やってみないと分からない、ということです。イチロー選手の数年前のインタビューで「遠回りすることが一番の近道」「無駄なことって結局無駄じゃない」「全くミス無しでそこに辿り着いたとしても、そこに人間的な深みは出ない」といった内容のものがあったのですが、遠回りしてきた私にとっては、胸に深く突き刺さる言葉でした。

スポーツを仕事にしてみて思うことは、スポーツビジネスは人の感動や熱狂を扱うビジネスであり、唯一無二の奇跡の商品であるということです。勝ち負けはコントロールできないという不確実性、同じことは二度起きないというLIVE性、そして、喜怒哀楽が色濃く反映される人間性、どれをとっても、こんなに魅力的なビジネスはないのではないかと思います。

これから先、どんな形でもスポーツには関わり続ける人生でありたいと、今改めて感じています。アメリカではスポーツが「ドリームジョブ」と呼ばれているように、日本でもスポーツが「ドリームジョブ」となるように、自分にできるチャレンジを続けていきたいと思っています。

好きな言葉

Don’t let anyone tell you what you can’t do.
If you don’t succeed, let it be because of you.
Don’t blame it on other people.

A lot of people doubted me, too.
Some people don’t want you to make it,
because they’re not going to make it.
They’ve given up, so they want you to give up, too.
As the saying goes, misery loves company.
Don’t give up!

Surround yourself with people who are energetic and disciplined.
Surround yourselves with ambitious, positive people.
If there are adults you admire,
don’t be afraid to ask them for help and advice.

You’re the only one who can make the difference.
Whatever your dream is, go for it.

Because you were born to be happy.

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