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概要

SPORT GLOBALのポッドキャスト新シリーズ「海外×スポーツビジネスのリアル」では、実際に海外のスポーツ界で活躍している日本人の方をゲストに招き、その仕事内容や経験について話をして頂きます。

シーズン1のゲストは、波多野陽介君。スイスのローザンヌ在住、国際バレーボール連盟に、ビーチバレーボールプロジェクトマネージャーとして勤めています。

第3回目の今回は、過去編ということで、陽介君に現職のFIVB国際バレーボール連盟にたどり着くまでの経緯、Road to FIVBについて、話を伺っています。なお、Road to FIVBについては、SPORT GLOBALウェブサイトにある先輩紹介コーナーでも詳しく活字で説明しているので、そちらもご覧ください。

是非お楽しみください!

※ゲストが話してくれた内容は、あくまでゲスト個人の見解です。

出演者のプロフィール

椙山正弘(スギヤマ・マサヒロ)
マレーシア在住、アジアサッカー連盟(AFC)勤務
スポーツマネジメント博士号(マレーシア大学)
登場人物B

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波多野陽介(ハタノ・ヨウスケ)
スイス在住、国際バレーボール連盟(FIVB)勤務
AISTS修了
登場人物B

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第3回のハイライト

アカデミックバックグラウンドについて是非教えてください。

02:04「高校卒業後、2007年から6年半アメリカで生活。留学先はケンタッキー州、田舎だったので勉強に集中する良い環境だった。元々は建築あるいはインテリアデザインを学ぶつもりだったが、留学2年目でスポーツマネジメントへ進路変更。卒業までに3回転校し、自分に合った環境を常に模索してきた。卒業後、ロサンゼルスにある日系のスポーツマネジメント会社でインターンを行い、2014年に日本に帰国。

05:45「アメリカの大学ということで、特にアメリカの4大スポーツリーグ(アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、アイスホッケー)及び大学スポーツのNCAAに関する内容が中心。コース卒業生の多くがそこへの就職を目指している。オリンピックに関してそこまで取り上げられることがないので、そういう意味では私の現職へのつながりはなかった。」

09:48「コースに外国人は自分だけ。しかも田舎なので、勉強に集中できる良い環境だった。ちなみに、そういう環境を作りたかったので、それに見合う大学を調べてから決めた。」

日本での仕事から、スポーツ系大学院AISTSへの留学に至るモチベーションやきっかけは

12:17「私が働いていた日本の広告代理店では、海外のメディアを多く扱っていたので、海外とのやり取りが日々多かった。その中で、どういうメディアが主流なのかとか、広告業界全体のトレンドとかを知ることができたので、とても良い経験になった。」

13:48「いろいろな方々と接する機会も多くあったし、大手のクライアントも多かったので、日本のビジネスマンとしてどうあるべきかみたいなところを、しっかり考えながら仕事はできたと思う。

15:23 「日本で働きながらも、もっとスポーツに携わりたい、アメリカ時代に成し得なかった海外での就職にチャレンジしたいという想いはずっと持ち続けていた。そんな折、オリンピックムーブメントのおひざ元スイスにある、AISTSという大学院コースに出会う。

17:31「AISTSに決めた理由、まずは2020年にオリンピックが東京で開催されること。そしてAISTSIOCオリンピック委員会が主催している大学院コースであること。また、タイミングとして、卒業してから数年働いた状態でオリンピックに関わりたかったので、2016年というのが自分の中で最後のタイミングだった。」

FIVB就職にたどり着くまでの経緯と、就職を勝ち取るための戦略について教えてください。

22:08「AISTSがあるローザンヌは、国際機関が多くあるところなので、選択肢としては多くあったと思う。ただ、自分が競技者として関わってきたバレーボールに仕事として関わりたいと思っていたので、入学当初から卒業後の就職先としてFIVBを考えていた。」

23:12「アメリカ時代の教訓もあり、コースで共に学ぶ33名のクラスメイトは、ライバルだと意識しながら生活していた。そして、コース初日、クラスメイトとコーススタッフ全員に、自分は卒業後にFIVBで働きたいとあえて表明しておいた。それが功を奏してか、チームプロジェクトではFIVBとのプロジェクトにあててもらえたし、そのプロジェクトがきっかけとなってFIVBに就職できたのは間違いない。」

25:39「自分がバレーボールの元競技者であること、そしてそのマーケットを理解しているということ、それらを自分の強みとしてアピールすることは心掛けていた。

SPORT GLOBALメンバーからのフィードバック

登場人物BSG事務局:辻

Road to FIVBは決してスムーズなものではなかったかもしれないが、そこに至るまでの決断がどれも非常に戦略的で、素晴らしいと思った。目標達成のために必要な逆算思考を見事に実践できていると感じた。

登場人物BSG事務局:阿部

【自分のしたい事を公言する】、【強さを磨いて活かす>弱みをなくす】など、海外で働く上で重宝する考え方が言語化されていて、とても勉強になりました。アメリカ留学後に現地に就職出来なかった挫折から、FIVBに辿りつくまでの、キャリアのピボット力も脱帽です。

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