基本情報
■正式名称:イタリア共和国(Italian Republic)
■面積:30.1万平方キロメートル(日本の約5分の4)
■人口:6,046万2千人(2020年国連推計値。日本の約半分)
■首都:ローマ
■言語:イタリア語
■イタリア在住日本人:4,695人(2020年6月現在)
■日本との関係:両国は伝統的に友好関係にあり、G7等の場でも協力。日伊国交150周年にあたる2016年、日本及びイタリア各地において、300を超える様々な文化事業が実施された。
※出典:外務省公式ホームページ
長期学生ビザ
手順
・ビザ申請は申請者本人が、在東京イタリア大使館または在大阪イタリア領事館に申請に行かなければいけません。
・就学ビザは基本的に90日以上のイタリア滞在をする場合、必ず取得しなければいけません。しっかり準備をして、申請に向かいましょう!
・イタリア大使館も領事館も事前にオンライン予約が必要です。お早目にご予約をするように!
・ビザ申請はオンライン予約が必要です。時期によっては混み合う場合もありますので、早目に予約を入れておきましょう。
・申請が無事に終わりましたら、「いつ頃取りにきてください」と紙を渡されます。その際に入学許可証と保険証書に青いスタンプが押されているかどうかを確認してください。指定された日(10日~2週間後)に紙を持って再度大使館/領事館へ出向き、ビザを受け取ります。家から東京や大阪が遠く、直接受け取りに行けない場合には郵送対応も可能です。申請時に申し出る際は郵送用の封筒を付けなくてはいけません。
必要書類
※下記はイタリア大使館ホームページを参照に(2020.12月現在)就学ビザ申請に必要な書類を記載します。申請に必要な書類や申請用紙の書式は頻繁に変わりますので、必ずご自身で大使館に直接確認をし、申請に行くことをお勧めします。
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- 申請用紙
東京の申請用紙はこちら、大阪の申請用紙はこちらからダウンロードできます。 - パスポートサイズの写真(近影・カラー)を貼付したビザの申請書
(ビサ申請書Dタイプ)
出来るだけ顔は大きめに写りましょう。また、背景は白色でなければいけません。東京大使館と大阪領事館で申請用紙が異なります 。それぞれのホームページよりダウンロード出来ます。 - パスポート(帰国予定日より数えて90日以上の有効期間が必要)
とそのコピー
顔写真のページのコピーです。パスポートをそのまま大使館に預け、入国スタンプのページにビザシールが貼られて返却されます。 - 住民票
大阪イタリア総領事館に申請に行く方は申請日の1週間以内に取得したものでなければいけませんので、ご注意ください。 - イタリアに滞在する全期間を通じて医療費を完全にカバーする(医
療費の項目が無制限の)海外傷害保険の契約書 と付保証明書の原本とそのコピー
英語ないしイタリア語で補償内容が記載された『付保証明書』も合わせて提出しましょう。 - 留学の資金が入っている本人名義の預貯金口座の通帳とそのコピー
留学資金の提供者が親の場合、親の通帳、所定の保証書、実印印鑑登録証明、戸籍謄本を提出してください。※大阪領事館での申請 の場合はパスポートコピーもご用意ください。
通帳は申請日から遡って約6ヶ月前からのコピーが必要です。記帳は出来るだけ申請日の直前にして、コピーを取ってください。 - 住居に関するいずれかの証明書(賃貸契約書、または、家主からの
受入れ承諾書、または、受け入れ先学校の住居提供証明書)
自分で滞在先を探した場合(友人宅に住むなど)は必ず受け入れ承諾書が必要です。合わせて、大家さんの身分証明書コピーももら って下さい。慣れていなければ大変だと思いますので、最初の2週 間だけでも学校に斡旋してもらう方がいいでしょう。 - 入学許可証の原本とコピー
滞在期間、受講授業時間数(週20時間以上)、受講料が支払い済みであることを明記
※入学許可証は【Certificato di iscrizione】と書いてある用紙です。教育監督局の認可を受けていることを証明する書類、または学校の経営母体である会社の商工会議所の直近の登記簿謄本です。 - 戸籍謄本
大阪イタリア総領事館に申請に行く方のみ必要です。
- 申請用紙
申請場所
- 在東京イタリア大使館管轄区域
青森県、秋田県、千葉県、福島県、群馬県、北海道、茨城県、岩手県、 神奈川県、宮城県、新潟県、長野県、埼玉県、静岡県、栃木県、東京都、 山形県、山梨県 - 在大阪イタリア総領事館管轄区域
愛知県、愛媛県、福井県、福岡県、岐阜県、広島県、兵庫県、石川県、 香川県、鹿児島県、高知県、京都府、熊本県、三重県、宮崎県、長崎県、奈良県、 岡山県、沖縄県、大分県、大阪府、佐賀県、滋賀県、島根県、徳島県、鳥取県、富山県、 和歌山県、山口県
滞在許可証
外国人は入国8日以内に居住住所の管轄の中央警察署(Questura)にて目的に応じた滞在許可証を申請・取得しなければなりません。滞在許可証の有効期間はケースにより異なりますが、1~3年がほとんどです。
※ただし、イタリアの法律や規約は頻繁に変わりますので、必ず現地でご自身でご確認ください。
必要書類
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- パスポート
- パスポート写真と同サイズの写真
背景の色が指定されている場合もあります。念のため、4枚程度用意することをお勧めします。
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パスポート全ページコピー(スタンプなどが押されていないページも含む)(*)
イタリアへの入国スタンプが押してあるページのコピーは現地で取りましょう。 - 海外傷害保険証券(英/伊文)大使館/領事館から返却された印鑑が押してある保険書類のコピー(*)
ただし、稀に現地の警察でイタリアの健康保険に加入するように言われることがあります。その場合は郵便局で加入できます。
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残高証明書(*)
申請する街によって不要な場合もありますが、念のためご用意ください。取得日・金額に規定はありませんが、残高は1か月×10万円程度をお勧めします。ユーロ表記が望ましいです。 - 滞在許可申請用紙(*)
現地郵便局で申請用のKitをもらいます。 - 留学先学校の入学許可証のコピー1部(*)
原本は手元に残しておくように。 - 収入印紙(MARCA DA BOLLO) 14.62ユーロ分
金額はその時々によって変化します。郵便局でKitを受け取るときに聞きましょう。収入印紙はTabakkiという場所で買いましょう。
- 速達郵送料30ユーロ
- 手続きの手数料(カード式滞在許可証発行手数料)80ユーロ~200ユーロ
これらの費用は都市によって異なるため、現地で必ずご自身でご確認ください。
申請方法
※イタリアに到着してから8日以内に申請に行かなくてはいけません。
- 郵便局の窓口で滞在許可証申請書類のセット(通称 kit)を入手する。
イタリア語での頼み方は”Per favore, mi dai un Kit di permesso di soggiorno”(ペルファヴォーレ ミ ダイ ウン キット ディ ペルメッソ ディ ソッジョルノ)。イタリア語は基本的にローマ字読みで大丈夫です。
- 申請書類を作成し、その他の必要書類(上記の(*)が付いている書類)と合わせて封筒に入れ、封筒を閉じずに郵便局に提出する。
郵便局によっては事前に予約を取らないと受け取ってもらえない場合など様々なので早めに行動しましょう。 - 郵便局の窓口で書類を受け取り、確認する。
郵便局で受け取る紙が数種類あります。その中でも特に重要なのは以下の3枚なので、絶対に無くさないようにしてください。
①滞在許可証引き換えの半券
②支払い証明紙
③「指紋押印」の日時に関しての書類 - 郵便局で受け取る上記③の書類に「指紋押印」の日時に関しての書類がありますので、記載の日時に指定された中央警察署(Questura)へ行き、指紋押印を行いましょう。
この時必要なものは、パスポート、写真、入学許可証原本および上記③の①②③の三枚の書類です。
最後に
- 現状、申請の手続きが済んでも滞在許可証はなかなか発行されず、受け取ることができないまま留学期間を終える方も少なくありません。しかし、申請さえしっかり済ませておけば問題はありません。
- 申請の受領確認書が滞在許可証の代わりとなりますので、紛失のないようお気をつけください。
- また、滞在許可証は帰国時に返却が必要です。自治体によって返却方法も異なりますので、現地で必ずご確認ください。
関連URL
・在イタリア日本国大使館の公式ホームページ
・在日イタリア大使館の公式ホームページ
記事・情報提供:中谷駿佑 (@Shun_terapisto)